内田篤人がインタビューでラグビーの山田章仁との関係を話す「パイセン生きてますか」

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サッカー日本代表で2度W杯に出場したDF内田篤人(27)=シャルケ04=が19日までに、スポーツ報知の独占インタビューに応じた。5月に結婚後、6月に右ひざの膝蓋腱(しつがいけん)を手術。ラグビー日本代表のウィング山田章仁(30)=パナソニック=と同じ施設でリハビリを行い、ラグビーW杯での活躍に刺激と勇気をもらったと告白。妻の支えも励みに、症例が少ない手術を乗り越えての「年内復帰」を掲げた。(取材、構成・内田 知宏)

―6月に手術し、リハビリ開始から5か月。現状は?

内田「徐々にトレーニングの強度を上げている段階。40分間走や階段の上り下りなどをやっている。とにかく痛みが出たらいけないので、時間をかけて治さなければいけない。厄介なヤツです。この前(10月上旬)、一時帰国して精密検査を受けたら経過も問題ないと。右足のパワー(筋力測定)も良い数値が出た。焦りもないし、順調に来てます」

―全治4~6か月の診断だが、復帰目標は?

「症例が少ないけがで、ドイツのスタッフも手探りでやっている感じ。特に自分の場合、人間で一番強いと言われる腱を、たくさん取ったので余計慎重になる。年内の復帰を目指そうと話していて、自分もそうなればいいと思って、やっています」

―これほど長期間、試合を離れるのは初めて。

「けがをして変わったわけじゃないけど、年齢(27歳)とか考えると、もうそろそろ終わりが近いかなって。みんなに『サッカー(選手が)終わっちゃうよ』と言われるくらい大けがだったから。終わりって何かなって、考えるようになりましたね」

―心境に変化が?

「けがで終わるのかな。それとも、もういいやって、求められている(契約がある)のに終わるのかなって。これまでは全く考えていなかったし、現役の間は考えちゃいけないと思っていた。ただ、これ(腱)が切れたら終わっちゃう。手術を受ける前の半年は、練習していてもずっと怖かった」

―手術という重い決断を下し、長期にわたるリハビリ生活を始めた。支えになったことは?

「日本でリハビリしている時に、施設でラグビー日本代表の山田選手と一緒だった。隣のベッドです。自分とは結婚した時期も同じくらい。海外生活を経験していること、そして、ポジションもサイドということで共通点が多かった(注)ので、自分から『何の競技ですか』って話しかけて、たくさんしゃべるようになった」

―予期せぬ交流ですね。

「鎖骨のけがと言っていましたが、一緒にリハビリしていた選手が、ああやってW杯(3日・サモア戦)でトライを決めて、活躍する。それを見て、自分も復帰へのイメージが湧いたし、刺激をいただきました」

―山田はトライを決めた後、相手選手のタックルを受け、脳しんとうで退場。それも見ていた?

「すぐにメールで『パイセン(先輩)、生きてますか』って送った。返事はなかったので本当に心配でしたが、大丈夫だったみたいですね」

―サッカーの日本代表はW杯2次予選を首位で折り返した。

「連絡は来ますね、みんなから。シャルケ04のチームメートもそうですけど、試合に出られなくなってから『やっぱり、ウッシー(ドイツでの愛称)がいないとダメだ』とか、『ウッシーはやっぱり効いていた(チームにとって効果的)』と言われることが急に増えた。そういうメールも(復帰への)力になる。シャルケ04で結果を残して、また代表に呼ばれたらうれしい」

―今年5月、同い年の一般女性と結婚。ドイツでの新婚生活は?

「今までは1人が楽で、好きなタイプだった。オフの日は、一日中リビングのソファから動かなかった。でも、実際に生活してみて、結婚生活っていいもんだなぁと感じています。料理も上手で、いつもおいしいご飯を作ってくれる。結構、休んでしまったので(家族のためにも)そろそろ働かないと」

―代表や所属クラブのファンも待っている。

「今、思うことはひとつ。けがする前よりも大きくなってピッチに戻りたい。体の大きさがどうこうよりも、こいつ、やってくれそうだなって雰囲気になって戻っていきたい。頼られる選手といいますか、けがという山を越えた内田はどんな姿になっているんだろう、という期待に応えられるような形で復帰したい」

―手応えは?

「もうドイツに来て6年目。自分の状態さえ戻れば、ポジション争いで負けない、という自信はある。今はとにかく、焦らずに復帰への階段を一歩一歩、上っていきたいです」

2015年10月20日6時0分 スポーツ報知

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