地元紙が長谷部のインタビューを掲載「チームのために責任を負わなくてはならない」

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フランクフルト・ルンドシャウ紙が長谷部誠にインタビューを行い、22日付け(ドルトムント戦の前)で掲載した。キッカー紙でも「ほぼ全試合でチームのベスト選手の一人」と高く評価されている長谷部はインタビューで、チームにとっての自身の役割について話している。

土曜日にはボルシア・ドルトムントとのアウェイ戦が控えていますが、不安にかられてはいませんか?フランクフルトの選手たちはいかがでしょう?
いいえ、不安なんてありません。むしろその逆で、この試合をとても楽しみにしています。大観衆が織りなす見事な雰囲気ー、ドルトムントでの試合はいつも素晴らしいものです。

しかしフランクフルトのアウェイ戦での弱さは周知の事実です。今年に入ってから、アウグスブルクでのドローによる、わずか勝ち点1しか得られておらず、それ以外は全敗。アウェイ戦での順位表は16位で、これは入れ替え戦に相当する順位ですが。
確かにアウェイ戦ではあまりうまくいっていません。だから今こそ、自分たちの力を見せる時です。

何か理由などあると思われますか?
いいえ。ただ、すでに僕たちは変化を起こしている思っていますし、自分たちの力は先日のボルシアMG戦で見せられたと思っています。これからアウェイ戦でも同様の戦いを見せたいですね。僕たちはボルシアMGよりも長い、総走行距離119kmを記録しました。これをこのまま継続していきたいと思います。

ボルシアMG戦でうまく戦えた理由は?逆にいえば、以前はなぜうまくいかなかったのでしょう?何が起こったのですか?
僕たちはバイエルン戦のあとで、とても長い間監督と話し合いを行いました。それが本当に良かった、とてもポジティブなものだったんだと思いますね。

それは、ピッチ上で45分間話し合いをしていたことなどでしょうか?
そうですね。そしてもっと自分たちの力を見せるということ、もっと走らなくてはならないということ、僕たちはそういうことを考えたんです。あまり走れていないことには自分たちでも気づいていましたし、もっと自信を持って臨まなくてはならないと話しました。

監督によって植えつけられたと?
いや、監督は要求を伝えましたが、僕たち選手たちがただ監督から植えつけられるということはありません。

ボルシアMG戦での変化は見て取れました。相手GKに攻め込んでいましたね。
ええ、それこそ監督と話していた方向性でした。メドイェノヴィッチと僕はできるだけ前でプレスをかけるということ。それを実践したんです。前半は非常にしっかりしたもので、後半は本当に良いプレーが見せられたと思いますね。

ドルトムント戦でもうまくやれるでしょうか?
それはまだわかりません。そもそもどんな戦術で臨むのかもわかりませんし。ただ僕は、前に行こうが、後ろで守ろうが、結局は大差はないと考えています。もっとも重要なことは、対人戦に全力で臨むということ、そしてアグレッシブにプレーするということです。それが試合を決定づける。たとえ前線でアタックを仕掛けたとして、それで対人戦をおろそかにしたりするなら無意味ですし、決していいことではありません。とにかく対人戦にしっかりと臨むということ。そして集中力が試合の中で重要だと思います。

フランクフルトが見せている二面性に話を戻しましょう。ホームではほとんどの試合でいい戦いを演じていますが、アウェイになるとフライブルク、マインツ、ケルン、シュトゥットガルトといったチームに敗戦を喫しています。これはにわかに信じがたいことです。
そうですね、奇妙ですよね。それには自分も責任を感じています。

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それはなぜでしょう?
僕は31歳で、多くの経験を持った選手です。ブンデス制覇も成し遂げました。ここで僕はもっとリーダーシップを取らなくてはならない。そしてそれは、もっとコンスタントにパフォーマンスを発揮することだと思うのです。もっと若手とコミュニケーションをはかり、そして引っ張っていかないと。僕たちにはシュテンデラやキッテルといった良い若手を多く抱えています。僕はもう31歳。もっと僕たちが確信していることを見せていかなくてはいけませんし、もっとチームのために責任を負わなくてはならない。アウェイ戦でもしもリードを奪ったなら、もっと冷静にプレーして、試合をコントロールしないと。それを僕はもっとしっかりとチームに伝達しなくてはならないと思うのです。

ただご自身は今シーズン、フランクフルトの中でベストプレーヤーの一人に挙げられるほどの活躍を見せています。
でももっと良くなれると思います。

どのあたりを改善したいと?
もっと得点力をつけなくてはいけないと思います。もちろんそんなに多くシュートを放つわけではありませんが、しかし何点かは取ることができたのではないでしょうか。

しかし前任者のローデやシュヴェグラーといった選手達も、さほど多くの得点を挙げていたわけではありません。
ローデはそんなに多く得点していませんでしたか?

してませんよ。シュヴェグラーも同様です。
そうですか。ただローデもシュヴェグラーもとても良い選手ですよね。

ご自身のパフォーマンスには、全体的にみて満足されていますか?
とても満足しているわけではありませんね。とてもしっかりとしたものだとは思いますが。

最近フランクフルトは2ボランチを採用しています。これによって更にチームが安定感を増しているという見方はできますか?
実際のところ僕たちはこれまで、常にダブルボランチを採用していたんですよ。ただシュテンデラがプレーしていた時もただ彼はより前線に行くというか、メドイェノヴィッチよりも攻撃的な選手ですよね。

メドイェノヴィッチは負傷しました。更にチームには負傷者を抱えています。その一方でご自身は、ここまで大した怪我をすることなくシーズンを過ごされていますね。
そうですね、僕の考えでは筋損傷に関しては避けられると思っています。十分にストレッチをしたり、体のことを気遣い、ケアをしてもらいながら良い準備をするということ、ですね。

それでもアイグナーのように、怪我が起こることもあります。
本当に不運ですよね。アイグナーは万全のケアをする選手で、練習場には2時間前に来て、練習後もしっかりとケアをしてもらっているんです。それでも今回は、このようなことが起きてしまいました。

フランクフルトにはもう慣れましたか?
はい。フランクフルトは良いところです。スタジアム、そしてファンもそうですね。それに街に出てよく日本食を食べたりもします。気候もとてもいいですし、時々マイン川にいって散歩したりもするんですよ。良いですね。

同国出身のチームメイト、乾貴士とはよく一緒に過ごされるのでしょうか?
そうですね。僕たちはよく一緒に食事をしています。彼の息子と遊んだりもしますよ。

乾選手は現状については満足されているのでしょうか?
確かに最近はそこまでプレーできていません。しかし、昨シーズンよりも良い結果が出ていると思います。フランクフルトは良い街でとても居心地よく過ごしていることは、彼もよく口にしていることですよ。

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